あなたは和歌山市役所の社会資本整備計画をご存知ですか?
和歌山市では、現在、市内中心部に3つの高層ビルを建てる再開発計画が進んでいます。市駅・北汀丁・友田町の3か所です。この3つのビルを建てることは社会資本整備計画というひとつの事業計画です。
官民の共同プロジェクトですが、国・県・市あわせて250億円ちかい多額の税金が注ぎ込まれます。市民会館の移転新築や市民図書館をTUTAYA図書館として新たに開館することとも深く関連しています。
この4年間に市議会でも承認されて、決定されて進んでいる計画です。市税だけでも莫大な金額を注ぎ込むのに、果たして充分な議論や検討をしてきたと本当にこころの底から思えますか?
再開発に反対しているのではありません。むしろ、もっとどんどん取り組むべき事案だと思います。でも、この計画はあまりにも雑でアバウトに進められているように思えてなりません。
本当に和歌山市の発展に必要なものなら、市民全員が負担して推進するべきでしょう。駅ビルや図書館は必要でしょうが、この高層ビル3つが実現することによって、普通の和歌山市民はより幸せになりますか?生活は本当によくなりますか?
本来であれば事業の一部はすでに終了しているはずのこの計画は、今からでも修正するべきところを修正して、和歌山市民全員が後になってやってよかったな、と思える計画にしなければなりません。市役所は税金が投入された高層ビルにも関わらず、ほとんど情報を出しません。このままでは、市民が負担した市民のビルである、とは到底いえないでしょう。未来へツケは残せません。
今からでも、和歌山市民全体の問題として、みんなでよくする方向・やり方をいっしょに考えていかねばなりません。